その①「要る?習いごと」
子どもには様々な体験をさせたい、と多くの親は考えます。
幼稚園・保育所や学校以外の場所で、何かを学んだり習得したりする習いごと。
それらは大きく3つに分けることができます。
体育系、芸術系、知識系、の3つですね。
・体育系:水泳・サッカー・野球等のスポーツ、柔道・空手等の武道、…
・芸術系:ピアノや歌など音楽系、絵画工作など美術系、書道や踊り、…
・知識系:そろばんや英会話、受験のための塾…
ダンスは体育系とも芸術系とも言えるし、書道も芸術・知識の両側面があります。
ボードゲーム代表のチェスや将棋だけでなく、PCゲームもEスポーツと呼ばれ、
オリンピック種目候補にもなっていますし、ブレイキンはパリ大会の正式種目に決定!
様々な体験を~系と分ける意味は、現代ではあまりないのかも知れませんね。
習いごとを選ぶとき、これにも3つの観点があると言われています。
・子どもが好きなこと ・子どもが得意なこと ・将来役立ちそうなこと
どれに重きを置いて選ぶのか、これは親の価値観とは切り離せません。
また、子どもの年齢や費用の問題も重要ですよね。
費用! これも本当に重要な要素です。
「18歳以下の子ども1人あたり月5000円支給」という方針を東京都が公表、
大きな話題となりました(2023年1月)。
国の児童手当とは別のこの現金給付について、街頭で子育て世代に尋ねると、
その使い道として「習いごと」「教育系サブスク」という答えが多かったようです。
逆に、物価・光熱費高騰への対策として「習いごとを考え直す」という意見も…。
習いごと ― ここにも、交錯する親の思いが現れます。
理想と現実。目の前の子ども。親として、人としての自分。
でも、そもそも習いごとって、本当に必要なのでしょうか? (続く)