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  • 大下 真佐子
  • 2023年03月18日
  • 少子化

≪ 少子化 ≫  “親未満”の思い‥1  

その②「子ども欲しくなかったかも…」

 

少子化のカギを握るといわれる若者の半数が、子どもは欲しくないと思う理由、

「育てる自信がない」「自分の時間がない」「仕事と両立が大変すぎ」…

そう、これは、あれですよね。

子育てがツラくなったときに、私たちがよく口にする決まり文句とよく似てますよね。

若者は、ネットや周りの子育ての様子を見て、「ああ、あれは無理かも…」と思い、

親たちは、時にツラい場面で、「ああ、これは無理かも…」と思う。

「無理かも→私には向いてなかったかも→そもそも子どもは欲しくなかったかも…」

と、本末転倒、もう産んじゃってるのに何考えてるの?と、余計自分を責める。

でも、子どもの寝顔を見て、胸が一杯になって、ごめんね、明日また頑張るねと思う。

 

そうなんです、若者たちよ。

子育ては、嬉しい→ツライ→嬉しい…の繰り返しなんです。

傍で見ていると「無理!」と思うでしょう?

実は私たちも時々「無理!」と思ってる()

思いながら、じゃあ何故子育てを選択し、続けていけるのか。

その理由は、本当に、人それぞれです。

子どもはかわいい、満たされる、成長が楽しみ、元気がもらえる…とポジティブな人。

いやいや、厳しい、大変、寝不足、自由はない、でも親だから、…と責任感を言う人。

ただ共通するのは、子育ての意味なんていちいち考えることなく、毎日毎日、

嬉しかったり、ツラかったり、考え込んだり、その繰り返しをしているということ。

そしてある時ふと、自分の人生に「子ども」というピースがはまっているのに気づき、

その存在感に驚きます。自分が親であるという事実にも。

子どもは「はりあい」にも「負担」にもなる。

それを人生のオマケと思えるなら、子育ては、若者が望む「やりがい」と同じように、

人生に色を添えてくれる多くの選択肢のうちの一つになり得ると、私は思いますよ。

 

(本項は多分に筆者の個人的な経験に基づいていて失礼します。次回は客観的です。)