その① 「子ども産みたくない…」
少子化が止まらない!
2022年の出生率は過去最低! 出生数は政府の予想を11年も先取り!
―先日のニュースです。大きな問題のようです。
ようです、なんて事他人のような言い方になるのは、もう出産を終え子育て中だから。
親になってしまうと、正直、少子化はなかなか現実的な問題とは思えませんよね。
でもこのままだと、人口減少とそれに伴う経済活動や国力の低下に繋がるだけでなく、
実際、子育てにも関わる問題がすでに起こっている、そういう指摘もあります。
出生率と供に子どもの数が減ると、子どもの集団が減ったり規模が小さくなったり、
その結果、「子どもの自主性や社会性が育ちにくくなった」と話す教育保育の先生方。
確かに、私たち親が子どもだった頃に比べて、子どもが少ない分、話が大きくなる、
そんな気がしたことはありませんか。
こうなると、そうそう知らん顔もできなくなります。
もう一つ、少子化に無関心ではいられなくなる、興味深い調査があります。
すでに親である私たちが今抱えている問題、それに直結する“親未満”の若者の声です。
今後の出生率のカギを握る10代20代の若者は、46%が「子どもは欲しくない」。
そしてその4割以上が、理由として金銭面以外のことを挙げています。上位回答は…
・子どもを育てる自信がない
・子どもは好きではない、苦手だ
・自由がなくなる、自分の時間が制約されたくない
続いて、将来に期待できず子どもがかわいそう、育てにくい世の中、両立が大変そう…
あれ…これって、どこかで聞いたことが…
そう。もう産んでしまって、今は子育て真っ最中だけど、産む前は同じこと考えた。
そして今でもツラくなると、心の中にふと出てくる、あの頃と同じ言い訳… (続く)