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  • 大下 真佐子
  • 2023年03月07日
  • 少子化

≪ 少子化 ≫  “親未満”の思い‥1  

その① 「子ども産みたくない…」

 

少子化が止まらない!

2022年の出生率は過去最低! 出生数は政府の予想を11年も先取り!

―先日のニュースです。大きな問題のようです。

ようです、なんて事他人のような言い方になるのは、もう出産を終え子育て中だから。

親になってしまうと、正直、少子化はなかなか現実的な問題とは思えませんよね。

 

でもこのままだと、人口減少とそれに伴う経済活動や国力の低下に繋がるだけでなく、

実際、子育てにも関わる問題がすでに起こっている、そういう指摘もあります。

出生率と供に子どもの数が減ると、子どもの集団が減ったり規模が小さくなったり、

その結果、「子どもの自主性や社会性が育ちにくくなった」と話す教育保育の先生方。

確かに、私たち親が子どもだった頃に比べて、子どもが少ない分、話が大きくなる、

そんな気がしたことはありませんか。

こうなると、そうそう知らん顔もできなくなります。

 

もう一つ、少子化に無関心ではいられなくなる、興味深い調査があります。

すでに親である私たちが今抱えている問題、それに直結する“親未満”の若者の声です。

 

今後の出生率のカギを握る1020代の若者は、46%が「子どもは欲しくない」。

そしてその4割以上が、理由として金銭面以外のことを挙げています。上位回答は…

 ・子どもを育てる自信がない

 ・子どもは好きではない、苦手だ

 ・自由がなくなる、自分の時間を制約されたくない

続いて、将来に期待できず子どもがかわいそう、育てにくい世の中、両立が大変そう…

 

あれ…これって、どこかで聞いたことが…

そう。もう産んでしまって、今は子育て真っ最中だけど、産む前は同じこと考えた。

そして今でもツラくなると、心の中にふと出てくる、あの頃と同じ言い訳…     (続く)