その①「こんな子どもに育ってほしい」
お父さん、お母さんにお尋ねします。ずばり、
「お子さんにはどんなふうに育ってほしいですか?」
うーん。実際これは、なかなか答えにくい質問ではないでしょうか。
というのは、親なりに「~だといいな」「ここは~しよう」と思って、
日常のこまごました場面で子どもに伝えてはいるけれど、
それをきちんと言語化し習慣化し実行しているかというと、
実はそんなにはっきりとは意識してないのでは、と思うのです。
かくいう私も、漠然とした希望は持ちつつも、日々に追われる子育てでした(汗)。
ただ昨今、幼稚園や小学校の受験において、「家庭の教育方針」という言葉で、
その内容や具体的なエピソードが親に求められることはよくありますし、
保育士や教員採用の面接試験でも、同様の質問が出題されているようで、
ネットで調べれば、ベストアンサー(!)なる例も数多く出てきます。
その上位のものをいくつか分類して挙げてみると‥‥(順不同です)
・人間関係に関わるもの
挨拶ができる、思いやりがある、友だちを大切に、コミュニケーション力、
人に迷惑をかけない、…
・子どもの性格や、心身の状態
明るく元気、健康で丈夫、メンタルが強い、自分に自信を持つ、
自分らしさや個性がある、自立心、集中力、忍耐力、チャレンジ精神、…
・知識や技術に関わるもの
興味や関心を持つ、感性や表現の豊かさ、考える力、学ぶ意欲…
これらは、小学生以下の子どもに対して親や保育者が期待する「子ども像」ですが、
対象年齢が中学高校と上がっていくにつれ、それは大きく代わっていきます。(続く)
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- 大下 真佐子
- 2022年11月16日
- こんな子どもに