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  • 大下 真佐子
  • 2023年03月03日
  • 交流分析のお話

≪ 交流分析のお話 ≫  『子育てに活かす交流分析』‥1  

その①「自分のこと分かってますか?」

 

『みなさんは、自分のことは自分が一番よく知っている、

       今さら自分のやり方を変えることはできない、

       性格は変えられない、

  そう思ってらっしゃいませんか?』

 

この問いかけで始まる一冊の本があります。

子育てを助けてくれるものの一つに「心理学」があるというお話をしました。

では実際どんなふうに役立つのか、ヒントになるのか、楽にしてくれるのか、…

それについて、親と子の具体的な「会話」を通して考えてみませんか?

この本は、そういう趣旨の本です。「自分のこと分かってる?」と始まりますが、

題名はズバリ『子育てに活かす交流分析』。

副題として「心地よいコミュニケーションを目指して」とあります。

 

ん?「心地よいコミュニケーション」???

 

そう、私たちは普段、人との会話について、「心地よい」とか「心地悪い」とか、

いちいち意識はしていないと思いますが、でもたった一言二言のやり取りでも、

「そうそう、そうなんだよ!」「わかってるじゃん!」という時と、

逆に、一応話は通じてるけど、なに?この違和感?なんだか後味が…

そんな経験、ありますよね。

 

親「今日は何時ころ帰る?」

子①「7時ころかな」

子②「そんなのわからないよ」

子③「…」

 

帰宅時間についての単純な会話ですが、裏には様々なやり取りが隠れていたりします。